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正直ただの雑記

1/14

「俺は昔、来日したsonic youthと対バンしたことがある」が口癖のヤベェおっさん(バンドはとっくに辞めたらしい)が知り合いにいるんだけど、そのおっさんと電話していたら夜が明けた。

「アンプぶっ壊すぐらいでかい音だしたらかっこいいんじゃない?」とかいう雑なアドバイスをされ、俺は「認知症ってこんな感じか」と思った次第、そんなものは当たり前だ、まぁソニックユースも音デカそうだしな。

 


Sonic Youth - Teenage Riot

 

これで論文書けそうだし、大卒の資格が欲しい、サラリーマンや女子大生は中卒を蟻くらいにしか思っていないし、そもそも俺はギリ高卒。

 

部屋でぶっ壊れたギターの修理をしながら日記を書いている。

興奮すると天井にギターをぶつけたり地面に投げつけたりなどしていた時期があったので、ブリッジのネジが折れて大変なことになっていた。

注文したブリッジのパーツが届くのを待って、今日到着したパーツを一人、一生懸命取り付けている。

 

この部屋も引越しに伴っておさらばなんだけど、まぁ汚い。

ペットボトルが散乱して、服はしまわれずに床にぶちまけられている。

よくまぁ暮らしたもんだ、自分を褒めたい。

 

壁には2年分のいろんなライブハウスのパスが乱雑に貼り付けられていて、三段目の真ん中くらいから「CRYAMY」に変わっている。

弾き語りで使っていたepiphoneのジャンボアコースティックギターはリサイクルショップでペグが全部ぶっ壊れた状態で四千円のものを、くだんのおっさんに頼んで直してもらって使っていた、今はもっぱら曲を作る時に(屋内なので大音量が出ないよう優しく)弾いている。

ずいぶん長いこと一人でやっていたけど、おっさんがよく言う「昔の辛い思い出も後から振り返ると楽しい思い出」とはならん、地獄は地獄だ。

でもまぁ地獄ではあったが気楽でもあった、そのうちなんとかなる気もしていたし、なんとかならなくても後は...的な。

精神的に図太いか、と言われるとそんなことはないんだけど、かといって弱くもなかったから、それだけは良かったなぁ、まず精神的に弱い奴はアマゾンで缶ビールを段ボール買いしないし、それが二週間を待たずになくなったりもしない。

 

引越しの準備をしていたら、昔髪を剃ったバリカンが出てきたり、使用期限の切れた避妊具が出てきたり、ブラックザサバスのバンドTシャツができたりして興奮した、なっつかしいなぁおい!みたいな。

ちなみにまだ物件は決まっていないので、それを思い出したり、引越しで飛ぶであろう貯金を見て落ち込んだりもしている。

 

昼前に、片付けに飽きて近所のブックオフに歩いて行った。

たまにこうしてCDを発掘しに行くんだけど、おしゃれなやつは下北とか高円寺とか(あるのかどうかは知らん)レコード屋に行っておしゃれなBGMをバックにLP選ぶんだろうなあ、羨ましい、俺に流れてくるのはブックオフのテーマソングだ。

アタリスとジミーイートワールドを見つけたので買って、帰りに安いラーメン屋でラーメン食べてタバコを吸いながら家路に着いた(ラーメン食ってたら知らんおっさんに絡まれたけど、また警察沙汰になったら今度こそおしまいなのでやんわりといなした、食欲は減った)

 


The Ataris - Takeoffs and Landings (from Live at Capitol Milling)

 

高校生の時もよくブックオフに行っていて、当時は古文の参考書を買ったりとか少女漫画を買ったりとかしていた。

家の本棚に少女漫画を置くと恥ずかしいし、なんとなく棚の大部分を占拠する西洋作家の詩集と並べると申し訳ない気がして、当時付き合っていた彼女の家に全部置いていってた。

その子と別れたことと、家を出るときにブックオフに売り飛ばした集めていた漫画や小説なんかは未だに後悔しているし、それと交換した数枚の千円札で帰り道の自販機で買った三ツ矢サイダーは夏場、溶けそうになっていた俺には効いたなぁ。

 

書くことなくなったので洗濯に戻る。

繰り返すが、引越し先は見つかっていない。

1/10

俺は東京に来てからというもの、お前らの知らないような海外のよくわからないハードコアバンドやメタルバンドの来日公演に足繁く通いがちな部分があるので、友達に「今日何してるの?」「なんちゃらのライブだよ〜」「twitterに引っかからなくて草」みたいなことはまぁまぁ頻発する、簡単に言えば寂しい人間なので今日も夜勤だった。

 

なんとも言えない気候を背に電車に乗り込んで、鈍行の各駅停車で山奥のマンションに帰るのも慣れてしまったようで、窓の外をぼんやり眺めるようになった。

よくわからん焼き肉屋の看板や、派手な電飾(朝なのでむき出しの電球がらんらんと光るのみだが)のガールズバー、明らかに飯がうまそうなメキシコ料理屋のクラフト製の木の入り口とか、住んでみないとわからないものもたくさんあるものだ。

「地元が嫌いだ」と、中学三年生が一度は抱く感情を未だに捨てられずにいるのだけれど、細い路地を歩きながら重たいスーパーで買った食材をぶら下げた手にあたる冷たい風を感じていたちょっぴり昔、一緒に歩いていた人は「この路地も住んでみなきゃ通ることもなかったんだからそんなこと言うなよ」とケタケタ笑っていた。

本当にそうだねぇ、俺は「んなこたぁ当たり前さ〜」って言ったよなぁ、当たり前なことを言える奴は強いよね。

 

タールのキッツイやすいタバコを吸っているので、夜勤明けで吸ってしまうともうダメなんだけど、吸ってしまって今吐きそうになりながら駅前のコンビニの前に座り込んでこれを書いている。

1st demo 「CRYAMY #1」歌詞

ビネガー

あぁ あぁ 三つ並んだ赤いリンゴ
あぁ あぁ 唇を裂いて
到底 「透明なものには触れられないわ」って
嘆いてる

あぁ あぁ インクの切れたペンを握って
あぁ あぁ 手紙を記している
あぁ あぁ 泣いて
歌にはするけど

君が知ってる私のこと 私が知らないあなたのこと
手をつないでまで確かめようなんて言わないで

そうして、甘すぎたから日々をなくした 余すことなく日々を誘ってた
甘すぎたから日々を潰した 余すことなく意味が散らかってた
酸い日々に、さよなら

歪んで、裂いて、並んだ愛のその先を
寸前で取りこぼしていたその愛を告げた
おしまいと笑った 好きだったバカなあいつを思い出していた

甘すぎたから日々をなくした 余すことなく日々を誘ってた
甘すぎたから日々を潰した 余すことなく意味が散らかってた
酸い日々に、さよなら

_________

 

Pink

警醒、三日月の裏、顔を塞がれて笑う太陽のもと
メーデー、夢精、誘蛾灯、糸が対岸まで絡まっている
名声、刻んだ心音が現世の猶予を購っている
麗麗、美しく生きても結局意味など持ちはしないのさ

わざと、とあざとく微笑む
髪を真っ赤に染めている
つま先、凛として佇む
ああして生を感じてる

そう、ピンクベージュの夜景を舐めている
景観、描けば目当てはまだ
諦観、絵がけば迷路の中
そう、ピンクと溶け合う夜まで
公然 漠然 否定と中立
黙然、当然、Not Because Of Mind

I won’t be tasted

声の形がわかるまで 「金輪際」を昇華
俺の形が変わるまで 這いつくばって tasted tasted
 
そう、ピンクベージュの夜景を舐めている
景観、描けば目当てはまだ
諦観、絵がけば迷路の中
そう、ピンクと溶け合う夜まで
公然 漠然 否定と中立
黙然、当然、Not Because Of Mind

そう、ピンクベージュの夜景を舐めている
景観、描けば目当てはまだ
諦観、絵がけば迷路の中
そう、ピンクと溶け合う夜まで
公然 漠然 否定と中立
黙然、当然、Not Because Of Mind

I won’t be tasted

_________

 

territorial

物憂げに笑うのに壊れた足でさまよっていたの
濃いめのコーヒー 飲み干せないまま過ごしてた
道化 眼 ファンタジー 現実はどうにも愉快で
物憂げに笑うのに 刻んだ体をよじるだけ

綺麗な服で着飾った金髪の女の子
黄色い街のネオンの中で 王女のように振る舞った
いびつな心を閉じ込めて 四角形六つで塞いでいた
「日々を愛せ」と笑うのにね

簡単なこと 言えやしないよ 君の絶望に触れてみたいよ
止めない 止めない 止めないで 言えない 言えない 言えないね
「見えない奥の隙間の方まで届いて欲しい」をなんと言おうが
止めない 止めない 止めないで 射止めたい 射止めたい とめどないでいて

_________

 

Twisted

師走の雨の匂いと君を抱きしめた手
濡れた髪を指で解いて風を切って走っていた
そこに相互信頼を裏付けるものがなくて
お互いがお互いを傷つけてダメんなっていた

声になんなくて棒になった足をちぎっていた
愛情表現もとうの昔に忘れたよ
twisted,I`d been twisted
眠れないまま目をつぶっていた わかっちゃくれないよ

起死回生の妄言も 響かせたいと願っても
もういいんだ、もういいんだって優しい人が僕に言う
起死回生の妄想を響かせたいと願ってよ
これでも僕は愛を買って幸せに生きている

起死回生の妄言も 響かせたいと願っても
もういいんだ、もういいんだって優しい人が言っている
起死回生の妄想を響かせたいと願ってよ
これでも僕は愛を買って幸せに生きていけるはずさ

 

soundcloud.com

1/3

俺はすることがないと本当に眠くないのにずっと寝てしまうので、今日は朝早く起きてランニングをして軽い気持ちで寝て、また起きて、と3回ほど繰り返していたらこの時間になっていて凄く落ち込むようなところがある。

よく考えたらクソ田舎出身のカスどもが帰り、純度の上がったせっかくの三が日の東京を何もせずに終えてしまったことの後悔がフツフツと湧き上がってきたぞ。

でも遊ぶ金も防寒具もないし(家に実は厚手のコートがなく、俺はこの厳しい冬をしのぐことができない可能性がある、体内にはインフルエンザウイルスを抱えているし、バイオハザードみたいなものだ)結果的にこの寝正月は俺に良い作用をもたらしたと思う、思いたい。

 

普通正月といったら餅つきとか、年賀状とか、あけおめとか、そんな感じだろ。

俺は友達がいないのでもちろん年賀状はなかったし、新年の挨拶すら来ないようなザマで、「まぁあれだよね、ラインとかであけましておめでとう、とか言ってくるやつはね、センスねぇからよ!!!しね!バーカ!」と負け惜しみを垂れた。

そもそも俺のラインの友達は20人ほどしかいないし、今はバンドのライングループが動いてるのと、この間高円寺の飲み屋で仲良くなった女子大生に愚痴を聞いてもらっているくらいだから、もうこれはラインというにはあまりにも希薄、つながりほぼゼロ、ブッキングライブの打ち上げみたいなものだ、今なら俺のツイッターのなんでフォローしてるのかよくわからん奴をはずす勇気が出てきてるぞ...。

あとバンドマンは、売れてる奴らは年越しカウントダウンイベントに呼ばれて、俺のようなカス中のカス、カス界のホープ、バンドマン界隈で言うところの江頭二時五十分はみじめにもこのように日々を過ごしているわけである。

 

寝起きなのでマジで頭が痛い、ていうかこの三が日、ほとんど布団から出ていないしバイトにも行っていない、金がない、引っ越す先も決まっていない。

きっとカリスマ性に溢れているようなやつはバイトに行かなくてもかっこいいし、だらしないところがあってもかっこいいのだろうが、俺は別にカリスマ性とかないし、喋り方は風立ちぬの時の庵野秀明みたいな感じで暗いし、ステージでの動きは気持ち悪いので永遠にミッシェルの千葉みたいにはなれねぇ、ってか千葉て、名字がもはや漂うもんね、カリスマがね、俺の凡人の極致みたいな名字よ。

 

「お前のすごいところなんて、周りが勝手に見つけてくれるんだよ」と言ってくれた人がいたけど、早く見つけてくんないと俺は暴れるぞ、サイゼリアを一つ潰すのくらい、俺には訳ねぇんだからよ!!!!!!

1/1

年始はインフル患者藤田の家で伊藤さんと三人で迎えた。

「もうインフルになってもいいや〜」と彼の家に看病という名目で集合し、看病もそこそこに俺らはワインを飲んで寿司を食った。

常に爆笑しながら年越しを待っていたら、突然「twisted聴きながら年を越そうぜ」となり、聴いた。

伊藤さんがcryamyに入ってからすぐくらいに「シロップの生活みたいに、リード曲ではないけどファンから人気の曲になったら嬉しいよね」と言っていたのを思い出した。

 

年を越してからも遅くまでしゃべったりして、結局明け方までドンちゃんやり、俺と伊藤さんは歩いて駅を目指した、レイさん、ちゃんと治せよ!

 

二人で歩きながら来年の目標を話したり、俺がつまらないギャグを飛ばして真剣に怒られたり、「初詣行こうや」と道中見つけた寺に行ったらガチの僧侶がいる寺でお賽銭とかも無しに拝んで帰ったり、そうこうしているうちに駅まで着いた。

バンドメンバーは彼女とかじゃないんだし、いつか別れるわけでもないんだから、どうせなら最後まで一緒にいれればいいなぁと思う2018年の始まりであった。

帰りの小田急線の車窓から、多摩川とその真上でピカピカと光る初日の出を見て、柄にもなく写真を撮ってしまい、さらに柄でもなくバンドのライングループに乗せた。

 

家に到着して、インフルエンザウイルスにまみれていたであろう服を洗濯し、風呂に入って、スウェットに着替え、さぁ〜て、とせっせと未完成状態だった曲を作ってから寝ようとしたところ、懐かしい人からラインがきた。

 

京都に住んでいた頃に、なぜか知り合ってなぜか住んでいた一年間仲良くしていた芸大のお姉さんが、バイクで何を思ったか元旦に東京に来たらしく、空いていたら会おう、という連絡だった。

お姉さんといっても2歳しか離れていないけど、お姉さんは俺の住所を教えていたので、ついでに近くまで寄ってくれたらしく、若干髪型が変わっていること以外はお変わりなく、スウェット姿の俺と近所の松屋で瓶ビール(お姉さんは水)片手に久々の再開を祝った。

 

京都にいた頃は今とは違ってニヒルにも心を閉ざしまくっていたこともあり、本音で語り合える友人というのには出会えなかったのだけれど、お姉さんとはお互いの恥ずかしいことから何から話すような唯一の間柄だったので、会いに来てくれて正直嬉しかった。

「相変わらずねぇ、顔変わったこと以外」と言われて、「相変わらず」と言ってもらえたのが嬉しかった。

 

一時間半くらいの邂逅を終えて、俺は名残惜しかったのでもう少し話したいし家に来ないか?と誘ったが、「彼氏が待ってるので」と断られた、ガードかった、お前は敬虔なクリスチャンか!と思ったが、誠実なお姉さんらしいなぁと思って笑った。

お姉さんは滋賀出身だからよかったけど、これが京都の性格の悪い女だったら「えらいやりちんさんに誘われましたわぁ〜」と超弩級の皮肉を言われていただろうと思いながら帰宅、そのまま寝た。

 

正月に一人というのもなんとなく寂しいものだけど、こうして会いに来てくれる人、「相変わらず」なんていう風に言ってくれる人も遠くに入るし、今頃爆睡しているか酒飲んでるか熱でうなされているであろう大事な友達もいるし、振り返れば辛いことも多かった去年も、この人たちのおかげでなんとか生きてこれたのはとても言葉にできないほど最高だよね!

 

この日記も書くことがある日はなるべく書くようにしていければと思います。

 

おわぢ

12/30 タバコにまつわるあれやこれや

あぁ〜年末。

バイトから帰り、部屋の掃除をしていたら空き缶入れのゴミ箱の下にでかいカビが生えていてげんなりしたし、便器についているうんこが取れる気がしなくてさらにげんなりした。

あと服を売りにいつも世話になってる古着屋に売りに持って行ったら「この店来年夏頃閉まるんだよね」と言われてげんなりした、バイトの性格のいい明るい女子大生の女の子がいるんだけど、その子と会えなくなるのが悲しかったし、服が安く買えなくなってしまうのは俺にとって痛手だった。

 

 

一人、道中を歩いてタバコを吸っていると、ひどくまずい一本をひいてしまったようで舌の先が痛い。

そういえばタバコを吸ったのはいつが最初だっただろうか。

もう5年以上前だとは思うが、十代の大事な時期がすでに5年前とは、とほうもない年数に感じてしまうのですなぁ、ははは、草、www。

 

タバコを一緒に吸っていた高校のクラスが違う友達とはもう何年も会っていないし、連絡先も知らないまま。

そんなものは友達じゃない、とおっしゃる俺もいるが、そんな薄情な!と自分を責める俺もいるので難しい、はっきりしているのは、別に嫌いじゃなかったし、かといって好きでもなかったということだけだ。

 

悪いことを教えてくれた先輩たちも、うまくやれなかった人もいれば家庭を持って働いている人もいる。

鮫島くんなんか今じゃ俺のバイト先の店長だし、彼も俺と別れた3年の間にいろんなことがあったのか、どこか寂しげな表情だけは変わらずに落ち着いたように思う。

顔は、小栗旬に似ていて、なぜ俺がバーカウンターで鮫島くんに恋する女子大生の話を聞かなくてはいかんのか、疑問ではあるが、彼のほうが料理がうまいからそりゃあ仕方がない。

あと、タバコは変わらずにパーラメントみたい。

思い出した、タバコを最初にくれたのは鮫島くんだったんだ。

 

今でもたまにライブを見に来てくれる亮太も、俺が覚えている最初の記憶でタバコをふかしていたように思う。

きっちり敬語の使える年下で、そのくせ筋肉質な体で、坊主頭で喧嘩が強い男だったから、俺は、あいつは擦れた不良で、タバコもそんなんだから吸ってるんだろう、と安易極まりない考えをしていたんだけど、あいつもあいつで抱えているというのは、何ヶ月も一緒に過ごすうちにわかっていった。

一度だけ人目のつかないところに座り込んで泣いているのを見たことがあって、俺はそれをひどくおどけた口でバカにしてしまったことがあって、この間飲んだ時も、そんな話になった時、バカにしてしまったのだった。

俺は自分のそういうところが嫌いだけど、亮太はそれでもヘラヘラ笑ってバンドの調子を訪ねてくるようないいやつだ。

 

そうそう、ピアニッシモと言うタバコは、やはりみんな「派手な女のタバコ」みたいな、一種の謎の偏見があるみたいで、例に漏れず俺も昔はそうだったんだけど、俺の高校生の時に付き合っていた元カノもピアニッシモを吸っていた。

「なんでそれ?」って聞いたら「友達が吸ってたから、お揃いだよ」と言っていて、俺もその時は、鮫島くんが高校を辞めて、寂しくてパーラメントを吸っていたから、それを責める資格もないと思って「へぇ、そうなんだ」と濁すように言った後、適当に髪型を褒めた。

時々お金がなくて安いタバコしか買えずに部屋の換気扇の下でタバコをこっそりと吸っていたら、「臭いがきついからやめてくれ」と嫌がられ、時には喧嘩にもなったりしたこともあった。

未だに家でタバコを吸うと、その間に夕食の支度をしてくれていたよなぁ、とか、クリスマス前に喧嘩をして、俺はイブの夜一人で家に取り残されていたなぁとか、そのとき読んでいたのはなぜか部屋に置いてあった児童文庫の小説だったなぁ、とか、そんなことを思い出してしまう。

 

お金がない俺は、今ではそんな嫌がられた安いタバコを吸って、バイトをすれば周りの従業員に嫌がられ、でかい荷物を持って乗る電車の中では嫌がられ、愛想がないから「いやおまえ誰やねんw」みたいなやつにもなぜか嫌がられる。

こんな安いタバコ吸っているからなのか、と時々タバコにも八つ当たりをする、が、案外みんな違うタバコを吸って違うキャラクターだったように、タバコはなんだかその人間を指し示しているんじゃないか?とも思うような最近。

 

まあどうだっていい。

喫煙社会中くらいの大きな枠の中の話だし、そんなものはたいした人生的な参考にもならなければ、それで人がカテゴライズされるわけではないんだし。

俺は、上の三人はみんな大好きだし。

 

タバコのすえない伊藤さんをみんなで囲んで、酒の飲めないタケシに抱きついて、もりりんは普段より陽気になって、レイさんは泣いて、たまにたかしこもいて、それで十分。

幸せにしたいのはそれくらいだ。

 

タバコなんて好きな人と話しながら吸うのが一番うまいのだ。

と思うんですけど、どうですかね?