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エイミーは泣く

自分語りばかりがたたり CRYAMYのボーカルの日記兼雑記

お酒が弱いふりをする

都会に出てきて間もない俺には東京にほとんど旧知の知り合いがいない。

お酒を飲むときは大概一人なんだけど、これには理由がある。

俺は酒癖がものすごく悪いのだ。

 

酒癖が悪い。ふわっとしているワードだが、どんな人物を想像するだろうか。

あばれるくん。

号泣くん。

路地で寝るくん。

吐くくん。

財布を無くすくん。

 

俺は全部だ。

 

高校時代は(本当はいけないんだけど)よくお酒を当時付き合っていた彼女の家で飲んでいた。

お互い高校時代は一人暮らしだったのもあったし、俺は本音で語れるほど心を許した友達が当時からおらず、受け入れてくれるのは彼女だけだった。

悪いことをするスリルや、部屋に二人きり、タバコをふかす優越感、大人っぽい恋愛など、成長を履き違えて、大人のふりをした二人はお部屋でいけないことに興じていたのである。

 

そこで発覚したのだけれど、俺はとにかく酒癖が悪く、浴槽でゲロを吐いたり、上手くいかないことを怒鳴り散らしながら号泣したり...。

外に出ては先輩に突っかかってぶん殴られ、顔が腫れて四日学校に行けなくなったりもしたし、財布は擦られたりと散々だった。

彼女は笑っていたが内心引いてたと思うし、周りのやつにもクレイジーだと思われていたと思う。そこで思ったのだ、「あ、ワシは酒飲んだらいかんのやな」と。

 

以降は酒が弱い設定を貫くため、一口飲んで大げさに酔ったふりをして飲まされないように牽制したり、ひどい時は寝たふりをしてやり過ごしたりもした。

おかげで飲み会には呼ばれなくなり、いよいよもって孤独が極まっていくが、俺はそれでいい。

 

迷惑をかけて生まれる友情はないし、迷惑かけても受け入れてくれるような人はそうそういない。

酒を飲む、というのは俺の一種の信頼関係の確認なのかもしれない。

 

俺のことを友達として信頼してくれる人がもしいるなら、お酒を飲んで散々迷惑をかけてやりたいし、心底甘えて甘えて、受け入れて欲しいのである。

 

しかし、酒は飲んでも飲まれるな。

強くなるに越したことはないな...。迷惑かけます!なんて怠慢だ。鍛えよう。

 

ゲロの味も含めて、俺にとってはお酒の感覚なのだ。