エイミーは泣く

自分語りばかりがたたり CRYAMYのボーカルの日記兼雑記

11月16日、[alexandros]を見に行ってきた

夜勤後、すぐ寝ようと終電に乗り込み揺られる。やたら込み合う京王線。マジで世田谷あたりに引っ越したい。普通に地獄。

 

新宿でたあたりでずっと考えていたサビのメロディが急遽閃き、特急を明大前で降りてすぐ下北沢へ。深夜パックを予約してスタジオへピットイン。二日連続で3000円飛ぶことが確定して萎える。

 

これまで全部メロディ先行で作ってきたのだけど、サビに関しては歌詞から書き出した方がなぜかアツいメロディが釣れる。これは発見。

 

あとは赤塚から苦情のあった「叫ぶ歌い方」を見直す。

これに関しては俺のブランキーやジェネへの憧れが色濃く出過ぎた。

確かに後々聞き返すときたねぇPINBALLSみたいになってた。古川さんって半端じゃないんだな。

 

そういうわけで試行錯誤した結果、サビまで限界まで喉を残す歌い方に。

俺は歌声がハスキーなのでそうするとA,Bメロはうなるような声に。いいのかこれ。

まぁいいや。よくないけど。試行錯誤は続く。

 

朝になって家にヘトヘトで帰宅。

何を思ったか押入れから鍋を発掘して、冷蔵庫に置いて行かれた豆腐を煮沸。

貪り食うが、無味。拗ねて寝る。

 

起床して昼まで洗濯。

昼からはギターをいじくったりして過ごして、夕方友人と待ち合わせる。

 

本日アレキサンドロスのライブ。前々から誘われており、チケットがうまく取れたためともに向かう。

 

感想。やっぱり凄かった。

第一線で活躍しているバンドはやはり生のライブでこそ真の実力がビリビリと伝わる。

すべての音の完成度がハンパじゃない。

 

途中、悔しくなって座り込んでステージを睨みつけていたのだけれど、他の奴から言わせれば、お前ごとき雑魚が何を対抗心燃やしてるんだ、と言われそうだが。

 

いいよ、今に見てろよ、と歯を食いしばってRun Awayを聴く。

ビニールテープが破裂音とともに舞い、俺はふつふつと嫉妬と悔しさとそれ以上の自己の過信を胸に、指の隙間の汗を握りしめていた。

 

帰宅中、たけしとひたすら昔の恋愛話をする。

前の前の彼女は本当に好きだったんだぁ、と実感するも、もう過去には戻れないというのがネックか、悲しみしか湧き起こらず。

「どうするの?」と一言も聞かなかった代わりに、いなくなるときは一瞬だった。

 

俺が仮にサザンオールスターズよりも売れたら、日本で一番になったら認めてくれるのか。それは、やっぱりなってみないとわからんのだろう。

 

あ、ガイさんに言われたように、今度からは恥ずかしげもなく、でかい目標を真顔で言う事にしてますので、笑うなら笑えよ、10年後は見てろよ、笑ったやつは全員俺に頭下げさせるからな。

 

俺はサザンよりも売れて日本の一番になって好きな子と結婚する。

 

くらいは言っとこうかな?

 

〜〜〜〜

 

人の指を噛むのが癖の女の子だった。

「学校も下宿先も気にくわないなら、私の家に来てもいいよ」

未だに覚えているのは、夏場の日差しが強く差し込む部屋。

窓の方角が西側だったから、俺が遊びに行く夕方の部屋はいつでもむしむしとしてて、暑かった。

だらしのないスウェットに着替えて、ボサボサの伸びきった頭の俺をいつでも出迎えてくれたのが彼女だった。

ノースリーブから伸びた細くて白い二の腕は俺が落ち込んでいる時はいつでも抱きしめてくれた。同じ年なのに、ずいぶん甘えたものだ。

 

学校も、借りてた部屋も全部つまらなかった。

お前に何がわかるんだよ、と全部が嫌いで、すべての人間が敵だと思っていた。

うまくいかないことが多すぎて、まるで通学路が終わらない登校時間の上をタラタラと歩いているようなそんな錯覚を抱いた午後の四時、彼女の家は、夕焼けとともに真っ赤でも、俺にとってその赤はなんだか安心できたのだ。

 

いうことを聞かなかったのは俺がだらしのない奴だったから君のせいじゃない君のせいじゃないんだよだからもう自分を責めるのはよしてくれ俺が辛いんだなんて自分の都合のいいようにわがままを言ってるだけで結局俺はだらしのない人間でどうして君のような素晴らしい人を俺なんかに与えたんだよ神様って何回も思って気持ちのいいことも悪いことも全部ひっくるめて君が好きだったのに結局お互い一度も好きと言わないままずっと俺と君の関係は恋人同士だった?

 

確証は持ててないんだ君は俺のことをどう思ってたかなキスもした手もつないだセックスもしたでも君は俺のことをどう思ってたんだろう君と別れて京都の梅雨の景色を見ながら「俺たちは恋人だったのかな?」なんて情けない話そんなメールすら送れなかったんだあの時好きって言っておけばまだ俺たちは続いていたのか君がよくわからない背の高い美形の男に取られることもなかった?

 

君を取られたのも夏君を捉えたのも夏大好きな季節は大嫌いな季節へ変わって変わって君の部屋で食べた冷やした素麺の味は俺はもう忘れたくて忘れたくてサァ

 

暑い部屋でタオルケット一枚全身汗だくで氷のベッドの上で君の体を抱いては抱いて君の肌の匂いはそこまで好きじゃなかったし俺の指を噛む癖も嫌いだったでも君の胸の中が一番だったお母さんの腕で眠った子供の頃みたいなずっと信用できた優しい世界だったんだ

 

指の皮を口で噛んで向く癖は最近指摘されて気づいた。

どうやら別れてからも君は俺の中にいたみたいだ。