エイミーは泣く

正直ただの雑記

11月21日、人間の矮小さ

昼過ぎ起床。

 

約束は三時なのでゆっくりする。

近所のチェーン店の楽器屋に行く。

通な人らはチェーンの楽器屋、おまけにこんなローカルシティの、は嫌いだろうけど、俺は結構好き。

 

アコギが欲しくて眺めていた。

前のアコギ、壊れちゃったからな。

 

少し前、初ライブはひどいもんだった。

嫌いな先輩の企画にO.Aで出演。

 

「アーティストぶってマスクなんかつけんなよ」

 

言われてカチンときて早速喧嘩。中はいいけど、嫌いなやつ、といえば真っ先に名前が挙がる先輩。

 

ライブは高校生の時に作った曲がほとんど。出てきたばかりでほとんど曲もなく、原曲はメロコアだから白けてたと思う。

 

ラストにライブの前日に作った「SHALL」という曲を歌ったのだけれど、終演後、お客さんの男の子が話しかけてくれた。

 

「最後の曲、超良かったです。ライブあるときはまた行きたいなぁ」

少し嬉しかった。のだけれど。

 

俺はよく歌詞がひどいと言われる。

エゴの塊、押し付けがましい、暗い、メンヘラ、などなど、きりがないしあげればたくさんあるのだけれど。

 

今日は知り合いを介して知り合えたある小説家の方と話す機会を得た。

俺は、俺の言葉の力が弱くて、何にも響かない理由が知りたかった。

 

浅草で落ち合ってカフェで談笑。

物腰柔らか、あと若い。なんだ、クリエイターは老けねぇのかな、荒木飛呂彦とか。

 

彼の小説は学生だった頃にすごく読んでいたので嬉しかったし、逆に俺の話もあっちから聞いてくれたりした。

 

途中、「〜さんって、どういう風に書いてるんですか?」と聞いた。

 

「俺は思ったことそのまんま書いてるだけだよ」

 

俺は少しがっかりした。何か秘密があると思っていたから。

結局は俺の歌詞の何がいけないのか、わからなかった。

 

でも最後に彼はこんなことを言っていた。

俺が悩んでるのも、察したのか何なのか。

 

「俺は小説で何かを伝えようとか、感動させようとか思ったことはなかったんだよ。きれいなお話を書きたくて、それを人に見せて、いいって言って欲しかっただけ」

「君がバンドマンとして何かを伝えたいって感情はあるだろうし、仮に今の君が伝えても自分の浅さや青さで陳腐になったり、難しいことはたくさんあるだろうけど、」

 

この後の言葉が印象的だった。

 

「もういいじゃん、伝えようとしなくても。きれいだったらいいんだよ」

「少なくとも僕は、今日君と話して、君が一生懸命だってことはわかったんだから、君が主張したいことは歌詞じゃなくて、ステージで示せばいいよ」

 

歌詞は今の時代、誰でも見てるし大事。

何も伝わらない歌はクソ。

 

何のヒントにもならない会談で、俺は何だか納得させられた。

納得させられた上で、俺は人にそういう風に示せるほど優れてない。

才能があるやつと俺の間の溝は思ったより深い。

 

「何もできんのじゃないか?自分を信じとるのは少なくとも俺だけなんじゃないのか?」

 

レンタロウの歌詞、垂れ流しのツイッターや日記みたいだね。

 

垂れ流しの何かに魅力がねぇと、誰も見向きもしないんだよ。

 

ART-SCHOOL聴きながら帰宅。