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エイミーは泣く

自分語りばかりがたたり CRYAMYのボーカルの日記兼雑記

昔の話/パンクロックがやりたかった

おれはrise againstがすごい好きで、何が好きかって歌詞がすごく好きだった。

彼らは普遍的な曲(ラヴソングや悲哀の歌など)に加えて、政治や選挙、環境保護などをテーマにした曲が多数あって、そういうアティチュードを音楽で示せるところに漠然と憧れていた。

 

高校一年生の時、初代ボーカルが逃走したのもあって俺がベースボーカル作詞作曲を兼任させられる羽目になった。

作風は、まぁていよく言えば、ツービートを叩かず、開放弦フレーズの多いエモコアだった。

地元ではメロコアに分類されていた。

ライザゲに加えてOASISBeatlesが好きだった俺はきれいなメロディと高い音程で絞るボーカルが好きだったし、ギターはメタラーだったんだけど、一方で残響系が大好きだった。

 

すごい好きなことを詰め込んだみたいなサウンドだったし、俺らは人気出ると思ってやっていた。

片田舎だったけど、ツアー?みたいなのも経験して遠征したし、ありがたいことにOAで大きな箱でもやらしてもらった。

大会にも出たりしたし。

 

俺らは共通してみんなパンクが好きだった。

セックスピストルズを敬愛していたし、洋楽大好き人間の集いだった。

俺は上に加えてニルヴァーナパールジャムがすごい好きだったし。

ソニックユースは実はよくわからん。どちらかといえばサウンドガーデンの方が好きだ。

あとはキュアーと、マイナーなUKインディーバンドのヘブンリーが大好きだった。

 

だがしかし、田舎のライブハウスでは「メロコア」で片付けられる以上、地元のクソどもとも折り合いをつけなくてはいけなかった。

 

30そこそこ、仕事しながら趣味でやっています、みたいなおっさんに偉そうに音楽業界のうんたらを説教されながら、片手間に「お前らのチャラついてんのはパンクじゃねぇぞ」とかも言われた。

 

よく食ってかかったのは俺だった。酒を飲むと暴れるのは高校時代からの悪癖で、おっさんどもに殴りかかったり、シャツを引きちぎったりしていた。

まぁあいつら自称パンクなのに服が汚れたの気にしててダサいなぁとか思ってた。

 

革ジャン着てるやつらはミッシェルのパクリだし、現代日本でモヒカンは普通に頭おかしい。死ねばいい。

 

メロコア、なんてジャンルはもっと意味がわからなかったし。

「俺らパンクなんで!」じゃねぇよ、とか思ってた。

野蛮に単調なビートを叩きちらし、表白ばかりのパワーコードバレーコード、どっかで聞いたようなメロ、そんな三流に俺は偉そうなことを三年間言われ続けた。

開放弦のギターフレーズ、綺麗なアルペジオ、鋭角なドラムフレーズに洋楽譲りの綺麗なメロ=チャラいだった。

まぁそれを跳ね飛ばすほど当時の俺のセンスは追いついてなかった。

 

あぁ本当のパンクってなんだ?

日常へのヘイトや、現状の打開、既存の何かへの反発じゃねぇの?

ラブソングや中学生みたいな直球の歌詞とかいう意味のわからん、流行を追っただけのわかりやすい歌詞でカジュアルに決めたのがパンクか?

青春パンク?知るかよ(フラワーカンパニーズは好きです)

手垢の付きまくった表現で愛を歌ったって、それは唯一たりえないだろう。

 

言葉にこだわりがねぇ奴らは嫌いだし、自称パンクの野郎はもっと嫌いだ。

 

詞とは不思議だ。

「歌詞にLOVEを!えい!」って頑張ってるけど、そうして作った曲はフォークやパワーポップになる。

俺が許せないこと、悲しいことを叫べばパンクになる。

ああオルタナティヴロックとはかくあるべきじゃねぇか?

日本の現代の商業主義のロックの世界にこそ、今だからオルタナ、がいるんじゃねぇの?

日本のロックシーンの真の意味での「オルタナティヴ」

それが俺の、俺にとってのパンク。

オルタナティヴ極めるわ。流行は追うんじゃなくて、俺らが音楽でそのフォロワーを作ってひねり出すもんよ。

 

ギター始めてそろそろ一年になる。

未だに簡単なことしかできん。

 

まぁ今はいいよ。

ある手札で勝負するからさ。

 

ピンサロ行きたい。