エイミーは泣く

正直ただの雑記

器用にやれたらそりゃあそれでさぁ

顔にシワを貯めて笑うことがあまりない俺だけど、最近は時たま、笑うことがある。

そういうときは大体顔が痛くなったり、首のあたりの筋がピンと張ったようになって苦しいものだ。

聞けば顔面の筋肉は二十代になると同時にほぼ完成らしく、俺の豊麗線やほおの肉が薄くて、平行な細い目と貧弱そうな顎が特徴の顔は出来上がった結果らしく、やや不本意であった。

 

いろんなバンドマンを見たり、いろんな大人を見た。

大体賢い奴はナチュラルに賢いし、ナチュラルに詐欺師の奴は大体賢い。

世渡りのうまい下手はあらゆる是非に直結しているように感じる、夢もあったものじゃない。

「音楽には夢が!」とは、高校時代、棒にも箸にも引っかからず(ついでに受験も失敗したし)現実を直視しまくり、夢なんてない、夢なんて!とは思ってたけど、かといって俺が器用に立ち回れるわけではなかった。

 

「カワノはきっとバンド向いていないよ」とよく言われる。

自覚しているかっこよく言えば俺は人がいい部分があるし、愚直。

ただそんなヤツが報われるのは10話打ち切りの少年漫画くらいだ、まじで。

ちなみに鬼滅の刃は人気出る前から単行本買ってた。

 

一見愚直に見えて荒っぽい奴らでも人気のある奴は馬鹿を騙すために、這い上がるためにクレバーに立ち回ってる。

デイブ・グロールだってあんだけ叫んでても頭では自分を客観的に見てるだろうし、今人気!の熱いパフォーマンス!みたいなバンドはたくさんいるけど頭の中は多分かき氷とか食ってるだろう。

マジでぶっちぎれてるのはカートとかトムヨークとかイアンカーティスとか小山田壮平とかだと思う、目がイってる系。

 

俺は実は、俺なりに色々考えて、冷静に立ち振る舞ってるつもりだったけど、なかなかどうして、見透かされているくらいにはその冷静さはハリボテのようだった。

悔しいがそういうことだろう、俺はナチュラルボーン詐欺師じゃなかった、だからカノン進行で曲は作れないし、女も騙せないので半年ほど手を握ってない、多分今握ったらサカナクションのサビみたいな声でる、エエエェェェエエエエェェエェエエエエィ!


サカナクション - アイデンティティ(MUSIC VIDEO)

(サビ参照)

 

俺は不器用な奴が本当に嫌いで、どうしてそんなにうまくできないんだよ!?と苛立ってしまうこともあるんだけど、それはきっと同族嫌悪なのかもしれない。

そんな感じで、落ち込むこともしばしばだ。

俺の曲は相変わらず最強だけど、いいものを作って売れますよ、なんていい世界じゃないのだ世の中、そんなものはみんな知らないだけで、真理だ。

 

「うまくいかない、馬鹿なところが好き」と、言ってくれた人、のためとかは一ミリも思ってないけど、でも、そうなればいいと思うし、ならんかったらその時に考えるよ。

 

人はなかなか簡単には変わらないのだから。

 


RADWIMPS 何十年後かに「君」と出会っていなかったアナタに向けた歌 English・英語字幕

 

ラッドはこの曲が一番好き、まだ帽子のツバがそんなに広くなかった時。

人に向けて歌える奴はつえぇ、俺はできん。

無意識にできてたらいいと思う。