エイミーは泣く

正直ただの雑記

カエデの散る道の途中でもっと素直に言えたのかな

一切が過ぎていく、を繰り返してはや21年。

夏場になるとクーラーをつけて、自分が冬に布団にくるまって震えていたことも忘れてしまう。

乾燥した喉をいたわることもない俺はまた今日も下手な歌を歌って歌って、笑っている。

 

カノン進行という、非常に明るいコードの進行がある。

俺はこのコード進行がいやに苦手で、曲を作れた試しがなかった。

ビートルズによく出てくるから大好きなんだけど、どうにも自分で書いた曲にはマッチしないような気がしていた。

「気楽にいこうぜ」って言われる気がして、俺は気楽にはできずにいたのだ。

 

何を言っても、人のためにとか言った瞬間に何もかもダメになる。

そんなものは自己満足だし、俺は自己満足のために曲は書くが人で満足しちゃダメだ、俺は自分で満足しなきゃいけないんだ、そうだろう。

自分のための幸せなど自分で考えなくちゃ、そうだろう。

 

秋口帰りたくもない家に帰る帰り道で、駅前で俺を待って、「泊まって行きな」と言って、道中安いスーパーで買った惣菜をつまんで、乱暴に掻きむしった頭に泡を立てて、もぐりこんだベッドでまどろんで!そんなもんだ、幸せというのは。

 

明日からどうして生きていこうとかそんなことを考えて、何十年か後に会うための言い訳になればいいよな俺が強引にCメジャーから始まるこの曲に突っ込んだ歌詞が!

 

真っ赤になった秋の終わりに地面を染めた地面の枯葉を見て俺はなんでか涙が止まらなかった。

明るい曲でせめて送り出してやりたいものだ。

 

二人で聴いたのはブルーハーツだったっけな。