エイミーは泣く

正直ただの雑記

10/17

ベッド際に立てかけていたアコースティックギターが地面に叩きつけられた音に驚いて目を覚ました。

時刻は12時前。

昨日、風邪をおして枯れたのどで無理に歌ったせいで久々に喉を枯らしたが、一晩寝れば案外と悪い状態ではなかった。

熱は下がった。

 

最近は曲は作り続けてはいるものの、「これ」といった曲ができずに、少しだけイラついた状態で過ごしている。

自分のことを歌にして発散しているのが凡人で、そんなもので人が救えるわけもなく、結局死のうと思えば「タクシードライバーブラインドネス」を聴いても死ぬし、どんなにいいものがあってもそれは「無理無理、簡単に言うなよ」に収束。

そのくせに、評価されようと思ったら他人の際限ない賞賛が惜しみなく必要だから難しい。

残念ながらどれだけ振り回してもどれだけ瓶底を殴っても中身からはサラサラの粉が溢れるだけで、今日も俺は昔あいつやこいつが落としていった遺骨を拾いに戻るだけであった。

 

瓶に詰めた骨は軽くて憶い。

 

ふと、そういうことをしている時に、ふたの裏側には、乾いた骨の粉末が硬くなってへばりついていることがあって、それを見るたびにちょっとだけ申し訳ない気持ちになる。

高校時代、朝食を作るのが面倒な朝、冷蔵庫を漁って見つけたジャムの瓶のふたの裏、へばりついた少しだけ濃いジャムにナイフを擦り付けて薄いパンに塗る時は「しめた」と思ったのに。

「空気読めるやつが誰も傷つけないようにしてることが俺たちを余計惨めにしてるからウケますね」ってわざわざ俺に言った意味を今更見つけた時はそうは思えないからまだ俺は空気読んでるんですかね。